留学体験記①

2022年度夏期・オーストラリア短期留学プログラムは、コロナ禍で世界情勢も不安定な中、円安が進み、留学コストの急激な上昇をまぬがれない状況下での実施になりましたが、参加学生はそれぞれ素晴らしい体験を報告してくれて大変嬉しく思っています。

地域経営学部4年で参加した西本匠さんは渡航前のTOEICのスコア765が帰国後は905に上がったと報告してくれました。以下は西本さんの報告書から特に英語学習について抜粋したものです。

 プログラムに参加することで、英語の総合的な力を向上させたいと考えました。特に苦手意識のあったライティングとスピーキングの向上をはかり、スムーズなコミュニケーションがとれるようになることを目標としました。
参加準備としては、英文法の復習・リスニング・Tony先生との学習でライティング・スピーキングを積み重ねました。留学中は、授業や街、ホームステイ先でわからない単語や熟語が聞こえてきたらすぐに調べる習慣をつけていたため、語彙が増え、授業でクラスメイトとのコミュニケーションも積極的に行えたため徐々に会話への自信がついてきました。
この経験を通して、留学は行く前の準備から始まっており、行く前はできるだけ(知識の)インプットに、現地ではアウトプット(実践)を心がけるとより充実したものになると思います。

参加学生へのQ and A

実施期間:2022年8月15日~9月16日(5週間)
出発日・帰国日:2022年8月11日~2022年9月20日
参加費:¥657,140/¥659,790
補助金:¥100,000

Q:プログラムに参加した理由
  • 海外に興味があって将来は英語使った仕事がしたいから。
  • 視野を広げて新しい体験をしたかったから。
  • 英語力向上を目指して勉強してきたが、実際自分の英語力が現地でどれだけ通用するのか試してみたかったから。
  • 英語でコミュニケーションが取れるようになると活動の場が広がり、仕事や趣味等様々な分野で役に立つと考えたから。
Q.短期留学の目的
  • 英語でコミュニケーションがとれるようになる。 
  • 海外生活を体験することで独立心を身に着ける。
  • ライティング・スピーキングの能力の向上
  • 総合的な英語の能力の向上により資格試験の好成績を目指す。
  • 文化の違いを体験し、日常会話の習得を目指す。
  • 文化や習慣の違いを思いきり楽しみ経験を積む。
Q.参加にあたって準備したこと
  • 英文法の復讐・リスニング(動画配信サービスなど)
  • Tony 先生との学習(ライティング・スピーキング・リスニング)
  • メルボルンについて調べる(通貨や文化・習慣など)
  • スポート・Etas取得やクレジットカードの発行など
  • 自分の意見をはっきり英語で言えるように普段の講義や生活の中で自分の意見を英語で表現できるように練習した。
  • ホームステイ先で自分のことを話せるように自己紹介のトピックをできるだけ多く考えて話せるように練習した。
  • 映画やドラマを日本語・英語字幕などいろいろなパターンで繰り返し観たり音楽を聴いたりして、英語に触れる機会を増やした。
  • 変圧器や服など現地で必ず必要になるもの。(日本と電圧や季節がちがうため。)
Q: プログラムで得られた成果
  • 以前よりリスニング力が随分伸びた。
  • 英語でのコミュニケーション能力が伸び会話に自信が持てるようになった。
  • プログラムを通してエッセイの書き方を習得しライティング能力が向上した。
  • 普段の会話でわからない語彙はその都度調べるようにしたので、語彙力がアップした。
  • ホストファミリーとの会話を通して参加初期と後期のスピーキング力を実感できた。
  • 多様な文化が共生しているメルボルンでは一つの価値観に縛られずそれぞれが独自の価値観に従って行動しているため他人と比較して同調することの多い日本では体験できない「選択の自由」があり、また他人の違いを受け入れる包容力も感じることができたこと。
  • 細かい文法的の知識(英語での説明のほうが直接的でわかりやすい)
  • 行動力
  • 多少の間違いを気にせず話せるようになった。  
Q: プログラムに参加して成長したこと
  • 英語しか通じない環境の中で様々なトラブルを経験したため、自分の力で問題を克服する力がついた。
  • 伝えにくい意見も求められれば、率直に伝えられる力がついた。(日本では相手を傷つけないために直接的な言い方を避けるが、現地ではまずYesかNoを言ってからその説明をする。)
  • 様々な経験を通して主体的に行動できる力が身についた。
  • 初対面の人とも話せるようになった。
  • 様々なトラブルを経験したため、多少のことで動じなくなった。
  • どこでも生きていける力がついた。
Q: プログラムに参加しての感想
  • 学校は日本人が多く予想と違って驚いたが、同じ目標を持つ仲間と英語をどのように伸ばすかを模索し毎日が充実していた。週末は現地でできた友人と町に出かけ、日本と違う街並みや雰囲気に触れ、現地で働いている人たちは自由で楽しそうに見え憧れを持った。
  • ホストファミリーとの会話を繰り返すうちにだんだん言葉が理解でき自分の思いも表現できるようになったし、他の人の話している表現をまねしたりして、語彙も増やした。
  • プログラムに参加して様々な出会いや経験をし、英語力だけでなく自分の将来について考える良い機会になった。
  • 自分の英語力の弱点を把握し、それを克服する良い機会になった。
  • 多様なバックグラウンドを持つ人たちと生活することにより、多様な考え方や習慣・文化の違いを体感し、英語も中国なまりやインドなまり等があり興味を持った。
  • クラスは日本人が多かったが、キャンパスではクラブに参加したり、スポーツを一緒にすることで現地の大学生と交流でき、日本語が通じる環境ではあったが、自分から行動することで現地の大学生と友達になることもできた。
  • このプログラムでは英語の上達以外に多様な人種・文化・習慣の共生を体感でき、違いを尊重することで他人に優しくできる人達との出会いはとても意義があった。
Q: 今後プログラムに参加する学生へのアドバイス
  • 今の英語力で留学が可能か悩んでいるなら、先延ばしにしないで今決断したほうが良いと思う。留学が現実になると、勉強するモチベーションも上がり、現地でも精一杯取り組んだ結果英語力の向上につながった。
  • 留学を決めたら事前準備はしっかりすればするほど留学が充実すると思う。具体的にはインプットできることはできるだけしていき、現地ではアウトプットを心がけると良い。
  • 英語力の向上だけが留学の目的ではないので、外国の文化に触れてみたいという理由でも目的が明確であれば大変意義のあるプログラムであると思う。
  • 語学クラスには日本人しかいないと思った方がいい。そのなかで英語力を上げたいなら、ホストファミリーと積極的に会話したり、キャンパスのクラブやスポーツ等を通じて積極的に現地の大学生と交流することです。また、週末は町に行き、カフェやパブなどの場所で現地の人たちと会話することをお勧めします。
  • クレジットカード・パスポート・Etas等の取得は早めを心がけた方がよい。(発行手続きに思いがけず時間がかかることがあるため。)

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